怠惰に創作

細々と小説の様なものを創作しています。設定など思い付いたように変更しますので、ご容赦ください。

大戦記

鉱山労働と就職活動

俺は応接用の長ソファーに座り、この雑誌社の経理などの事務作業一般を任されているセイヴァこと「シェルク・セイヴァ」の尋問を受けている。以前、俺とクエス達がシガークラブ「R&J」で初めて出会った時に話していた「私レズだから」と言って、クエスの…

エレメスト統一連合宇宙軍【艦隊編制】

【兵器】 ①「フロイゼン級改2型」 分類・戦艦 全長・336m 武装・330mm連装ビーム砲塔✖2、220mm連装ビーム砲塔✖4、艦首ミサイル発射管✖6、4連装艦尾機雷発射管✖2、35mm連装レーザー機銃×16 ☆「第一次軍備再建計画(※1)」によって建造さ…

ゲーディア皇国軍【人物紹介】

【人物】 メビィ・ヘルター・・・・・ゲーディア皇国軍パイロット。階級・軍曹。宇宙暦177年生まれ。 所属・アンリ・マーユ要塞防衛軍、第11機動装甲兵団第32機動装甲兵連隊第5戦隊第4(エンガー)小隊ff分隊長。 ☆ソルジャーのパイロットとして…

アンリ・マーユ戦5

開戦から戦場全体が異様な空間となってはいた。が、連合遠征艦隊は秩序を保って敵要塞に向けて進行していた。A・B・Pによって主砲、副砲に使われているエネルギービームは無効化され、妨害電波によって誘導兵器や通信網が制限された戦場で、しかし皇国も…

アンリ・マーユ戦4

宇宙暦197年8月26日9:00。ゲーディア皇国摂政、ネクロベルガーの宣戦布告演説と時同じくして、ゲーディア皇国対外政策局は、エレメスト統一連合政府に対して最後通牒を突きつけて宣戦布告する。 皇国の宣戦布告を受けて、連合政府は直ちに前線に赴…

アンリ・マーユ戦3

宇宙暦197年8月26日。 ネクロベルガーの宣戦布告演説が終わった直後、遠征艦隊全体に司令部から第一種戦闘配備が通告され、遠征艦隊は要塞を包囲するように左右に展開しつつ前進する。更にその直後にレーダーがホワイトアウトし、司令部や各艦隊との通…

アンリ・マーユ戦2

モニターに映る第243駆逐隊司令は、憮然とした表情をしていた。 「僕はポークではない! ポートだ!」 「ああ済まない。間違えた」 「ワザとだろうが! いつもいつもお前は……」 隊司令の丸みを帯びて膨張し、両頬の肉が垂れ下がった顔は怒りの言葉を発す…

アンリ・マーユ戦

「ふぅ~」 ラッキー7号こと駆逐艦「DY²-777」の艦長ベクス・ホワイトは、艦橋入り口のドアの少し前で頻呼吸を繰り返したり、身嗜みを整えつつ中に入る事を躊躇していた。 「何してるんだ艦長?」 かけられた声に驚いて背後を見ると、機関長のサガ・ペ…

遠征艦隊

宇宙暦197年8月、エレメスト統一連合宇宙軍はゲーディア皇国に対して遠征艦隊の派遣を決定。「遣外連合艦隊」の名称の許、宇宙軍の保有する宇宙艦隊の半数に及ぶ6個艦隊が作戦に参加する事となる。 作戦参加艦隊は、アフラ(月)からは第6艦隊、新設の…

エレメスト統一連合軍【人物紹介】

【人物】 ベクス・ホワイト・・・・・駆逐艦「DY²-777」艦長。階級・大尉。宇宙歴157年生まれ。 士官学校を優秀な成績で卒業し、30歳で少佐となって駆逐艦の艦長になる。しかし、若さと理想から正義感が強く、それが幸いして上官とのトラブルが絶…

開戦

宇宙暦170年1月、ゲーディア皇国初代皇帝「ウルギア・ソロモス」は、帝位を娘の「パウリナ・ソロモス」に譲り退位した。 2代皇帝(女帝)となったパウリナは、対立関係を深めつつあったエレメスト統一連合政府との友好関係の強化を図る。 4年戦争中、…

第4惑星・ゲーディア皇国

宇宙暦152年2月1日午前8時。月首都「アフラシティ」は、月(アフラ)独立解放戦線によって占拠、他の都市も次々と戦線に呼応し、その日の内に月は解放戦線のものとなった。 翌2月2日「アフラ解放戦線」は、第3惑星「エレメスト統一連合」からの独立…

序章

「宇宙開発」・・・人類が無限に広がる宇宙に思いをはせ、人類の更なる発展や新たな生活の場を求め、母なる惑星を旅立つための事業。 暗黒の空に瞬く星々の世界に羽ばたくと言う意味で、「人類の巣立ち」と評する者もいる。 だが、其れには多くの解決しなけ…