皇国宇宙軍パトロール隊は、皇国軍が占拠したアフラ、L1、L2周辺宙域の索敵哨戒を主な任務としている部隊である。 哨戒任務は基本的に単艦で行うが、担当エリアが細かく設定されており、拠点からは一度に数隻が発進して各々の担当エリアの索敵哨戒に当た…
宇宙歴197年8月26日、第4惑星ゲーディア皇国は第3惑星エレメスト統一連合に対し宣戦布告。両国は武力衝突へと至った。 誰もが数で勝るエレメスト統一連合軍の勝利を予測するも、その予測は覆される事となる。 ゲーディア皇国軍は、新兵器である人型…
ゲーディア皇国宇宙軍艦艇群 ☆『インヴィンシブル級』 艦種・戦艦 全長・363m 武装・主砲(360㎜三連装ビーム砲)×3(6番艦のみ×4)、副砲(240㎜三連装装ビーム砲)×6、対空火器(四連装レーザー砲)×24、艦首ミサイル発射管×6、艦尾機雷…
【コロニー戦役(宇宙暦197年9月20日~10月5日)】 9月15日、新生アフラ共和国の樹立の裏で、ゲーディア皇国軍は次なる一手に出ていた。それはエレメスト統一連合政府との講和である。 ゲーディア皇国は、開戦よりも前にエレメスト統一連合との…
【アンリ・マーユ会戦(宇宙暦197年8月26日)】 第4惑星ゲーディア皇国は第3惑星エレメスト統一連合に対して宣戦布告、両国の間で戦端が開かれる。 統一連合軍は、皇国に最後通牒をつきつけると共に、宇宙艦隊の半数である6個艦隊で編制された遠征…
宇宙暦196年1月7日 ゲーディア皇国が「パウリナ条約」破棄を宣言し、国防軍の強化に乗り出す。 皇国の条約破棄に、エレメスト統一連合は一方的な条約破棄を非難する。 1月8日 統一連合、皇国に対して経済制裁を開始する。 統一連合による経済制裁に対…
自分とは何か? そんな哲学的な事を人間は人生で一度は考えるとか、そう言えば俺もそんなこと考えた事がある様な無い様な‥‥‥。 そして今の俺は10歳の美少年になってしまったのだ。 元の俺は見た目もパッとしなかったし、結婚も諦めた只の引き籠りの40代…
無限に広がる黒き闇の世界。そこに瞬く無数の星々の煌めき‥‥‥。星の大海の中に沈み、その流れに身を任せ、何処までも続く暗き世界は、希望と絶望、興奮と恐怖に満ち溢れ‥‥‥。 「ハァ‥‥‥何言ってんだ俺‥‥‥」 俺は今、人型機動兵器のコックピット内でモニター…
[クエス雑誌社の人物] 【シャルク・セイヴァ】 ・宇宙暦167年生まれ。 ・身長173㎝、体重61㎏ ・栗毛(お団子ヘア)、ブラウンの瞳、南欧風の顔立ちの女性。 ・オルパーソンが働くクエス雑誌社の事務員。 ・眼鏡型の端末を掛けて雑誌社の事務仕事…
宇宙暦197年8月26日 俺が皇国の歴史取材に訪れてから5年近くの歳月が経った。来るときはまさかこの国の国民になるなんて思いもしなかったし、選んだ部屋がのハウスキーパーが、とんだポンコツだった事も遠い昔のような感じられる。今ではこのポンコツ…
タイミングよく? 悪くか? 廃診療所が取り壊されると決まったと警備員に告げられ取材できなくなった俺は、腰を抜かしてしまったオーガニックさんを連れてバティン・シティ市庁舎に戻る事にした。 「すみませんね、取材できなくて」 「イエイエ、運が無かっ…
ブルジューノ捜査官たちと別れて早3日が経った‥‥‥。 あれから何の連絡もない。一応メールは送ってはいるが、全く返事が返ってこない。俺はハブられたんじゃないかと思い、ミシャンドラに行って直接彼女に事件の事を問い詰めようとしたが、やめる事にした。…
俺とブルジューノ捜査官は、「アスモデ・シティ」のミシャンドラ行きの短距離シャトルに乗りこむ。俺にとっては今日3度目の首都である。 ミシャンドラの第2宇宙港に到着すると、そこから都市部に繋がる通路を走る専用のトレインを使って直接地下第3階層へ…
ワシがキンゲラ議員と始めて会ったのは、今から十‥‥‥一、二年程前の事だ。当時はサロス陛下の親政が始まって3、4年ほど経っていたかな? 当時は皇帝陛下を支えるヴァサーゴ大公家がこの世の春を謳歌していた頃だった‥‥‥。 あの時も皇都ミシャンドラ・シテ…
事の起こりは昨日、私が何時もの様に警察局に出勤た時だ。 「おはようございます」 「おはー」 「はよー」 「ようー」 何時もの様に私は先輩方との挨拶を済ませて席に着く。挨拶に付いては何時もこんな感じだ。 先輩方は下士官で、私は士官なので一応上官に…
貴族に付いては後日と言う事にして、次はネクロベルガー総帥の国内外での評価に付いて話そうと思う。 先ずはゲーディア皇国内での評価だ。 専制国家の支持率など信用出来ないと思うかもし得ないが、それは国家の元首である皇帝に関してだけで、その他の国家…
ネクルベルガー総帥は、様々な仕事を兼任してはそれを自身が任命した代理の者に押し付け‥‥‥失礼、任せている。だが、そうなると、彼自身は一体如何いった仕事を行っているのか? と言う興味が湧く。ネクルベルガーの私生活や職務に付いては基本極秘扱いなの…
ネクロベルガー総帥は、ゲーディア皇国一、イヤ、世界一の金持ちだと言われている。その所以であるが、それは彼が皇国の資源と経済を握っている事が挙げられる。 以前にもチョクチョク話したが、ネクロベルガーは皇国の資源開発や経済発展に対してその強大な…
ゲーディア皇国国防軍総軍司令長官ネクロベルガー総帥。彼は元々孤児だったそうだ。 彼の両親、要は育ての親であるドレイク・ネクロベルガー元帥(当時は中将)とその夫人であるサマンサには子が無く、そのため彼らは親を亡くした孤児たちの支援活動を行って…
皇居周辺での首都内防衛隊とクーデター軍との戦闘、「皇居の戦い」が注目されている「サロス帝暗殺事件」であるが、当然ながら他の場所でも戦闘は行われている。 クーデター軍の一部が皇居目指して攻め寄せる中、地下第1階層の行政区画と地下第2階層の軍行…
ゲーディア皇国歴代皇帝の歴史取材をしている時から、ネクロベルガー総帥には興味があった。だから取材が打ち切りになったタイミングで暇を見ては色々と調べていた。 その中でも、ネクロベルガーと切っても切れない組織である「親衛隊」に付いては紹介して行…
現皇帝であるノウァは、軍部(北部方面軍)が起こした7月事件によって身分を隠してアフラに亡命せねばならなくなった。 しかし、そこでの隠れた生活に疲れた彼女は、護衛役の近衛士官の息子であるエアニスと恋仲になり、しかも子供まで身籠ってしまう。この…
ゲーディア皇国軍総軍司令長官サリュード・アーベル・テオバルド・アルフレート・ネクロベルガー総帥は、現皇帝4代目ノウァの摂政として、皇国の実質的な指導者となっている人物だ。 そんなネクロベルガーは、国家元首である皇帝以上の権力を持っていると言…
幾つかのクラブの見学を終えた俺は、人工的に演出された夕暮れを観賞しながら本館へと戻る。 時間的に夕食時と言う事もあり、学園長代理のレッジフォードから「学園の食堂でディナーでも」と言われ、特に何処かで夕食を摂ろうと言った予定も無かったので、そ…
応接室から出た瞬間、レッジフィールド学園長代理が振り返って何か含みのある笑顔を俺に見せて来た。 何だろう? とっても不気味な感じがする。俺は、取りあえずその不気味な笑みの真意を確かめる事にした。 「な、何ですか?」 「いえ、お時間はどの位ある…
人間には様々な能力や才能がある。 それらは全ての人間の中に秘められたものであり、諸君ら一人一人にも才能はあるのである。 だがしかし、それらはただ単に自然発生するものでは無い、自らが行動し、経験し、学んだ先に備わるものである。 そして自身にどの…
俺は学園長代理のレッジフィールドに連れられ、高等部1年1組の教室を見学した。見学と言っても教室に入ってでは無く、廊下側の窓から中を見ると言った感じだ。 教室は流石50人の生徒が入れるだけあって広い。机が規則正しく並べられていて、生徒たちが座…
第1102研究所での「H計画」の取材を終えた俺は、クリミヨシ博士のご厚意に甘えて予約してもらったホテルで一夜を明かす。 一応ホテルに着いた時に、事の経緯をクエスにメールはしておいた。流石に取材と言う事で彼奴からも許可は貰ったし、このホテルの…
クリミヨシ博士は何の躊躇も無くH計画について語りだした。一応公けになっているから大丈夫なんだろうけど、あのエッグと言う人工子宮なる機械を見てしまうと本当に公けなのかと疑問に思う。しかも今語っているクリミヨシ博士は、友人だったオームズ博士か…
「ここが、H計画の心臓とも言えるラボです」 クリミヨシ博士が俺を案内した場所は、水平型エスカレーターで移動している時に見かけた番号が振られたドアのひとつだった。博士のオフィスから一番近い扉で、白い扉には「10」と黒字で番号が振られている。扉…