怠惰に創作

細々と小説の様なものを創作しています。設定など思い付いたように変更しますので、ご容赦ください。

2022-01-01から1年間の記事一覧

Z計画 FILE7

丸一日以上キャンピングカーを走らせ、俺たちは目的地に到着した。と言っても、正確にはここからまだ少し行かなければならない。要するに立ち入り禁止区域近く、自動運転で行けるギリギリの処と言う訳だ。ここからはキャンピングカーに搭載されている4輪バ…

Z計画 FILE6

俺たちは旧刑務所施設の立ち入り区画から少し離れた場所を目的地に設定し、そこまで自動運転でキャンピングカーを走らせる。 その間、俺とクエスは観賞ルームで映画鑑賞と洒落込んだ。 リコは如何したって? 万が一の事を考えて運転席にいるよ。ついさっきま…

Z計画 FILE5

砂と岩が広がる荒野を俺は車の窓からボンヤリと眺めていた。 見る人によっては岩の形や大きさ、砂の文様の違いなどでこの荒涼とした荒野の景色を楽しめる人も居るらしいが、俺にはそう言った趣味趣向は無い。だから‥‥‥。 「おい、詰まんねぇぞ!」 俺はお門…

Z計画 FILE4

ワッカートから刑務所コロニーでの生活の話を聞く前に、ゲーディア皇国の警察組織に付いて軽~く説明しておこうと思う。 まず最初に皇国における警察組織のトップが「皇国中央警察本部」である。施設は首都ミシャンドラの地下1階層にあり、長は「中央警察本…

Z計画 FILE3

レメゲウム採掘場に就職して1週間がたった。 クエスとの約束は一週間だったから、今日の労働が終わると此処ともおさらばである。明日は彼奴の雑誌社に行ってここで得た情報を話す‥‥‥まぁ、これと言った情報を得られてないんだけどな。2110ヶ所もあるネ…

Z計画 FILE2

翌朝、俺は昨晩早く就寝した事と、ハウスキーパーへの対処法を見つけた事への安心感から気持ち良く起きる事が出来た。 「いや~、今日も一日頑張るとするか~」 『頑張ッテネ。ア・ナ・タ』 朝一番にハウスキーパーの声を聴いてテンションが少々下がったが、…

Z計画 FILE1

俺はクエスの依頼を受け、とある鉱山労働に従事する事となった。 それもこれも、今は亡き3代皇帝サロスの残した3大闇計画なるもののひとつ、「Z計画」について調査するためである。 俺は雑誌社からあの五月蠅いアパートに戻り、翌日に役所に向かった。当…

鉱山労働と就職活動

俺は応接用の長ソファーに座り、この雑誌社の経理などの事務作業一般を任されているセイヴァこと「シェルク・セイヴァ」の尋問を受けている。以前、俺とクエス達がシガークラブ「R&J」で初めて出会った時に話していた「私レズだから」と言って、クエスの…

新居と就職活動

俺は就職活動の一環として仕事をボイコットしていたディック・クエスに代わり、先輩にあたる筈なのに、なぜか後輩になったリコ・ヘイドと共に皇国で生活するための拠点となるアパート「M-078」号に来ている。 そこには事故物件扱いされている部屋があり…

事故物件と就職活動

携わっていたゲーディア皇国の歴史取材が打ち切りとなり、エレメストへ帰ろうとしていた矢先、ひょんな事から俺はゲーディア皇国に住む事になった。取りあえず役所に行って皇国の国民権と、第14都市レラジエ・シティの市民権を気が抜けるほど呆気なく習得…

打ち切りと新生活

「打ち切り! 打ち切りってどういう事だ!」 ゲーディア皇国の歴史調査で第4惑星に来て早2か月が経とうとしていた頃、俺にこの依頼を持って来た元同僚から連絡があった。彼奴の連絡は俺が皇国に来た時に着いた事を知らせるためと、1ヶ月程経った頃に取材…

3代皇帝と人権剥奪法

宇宙暦179年4月1日。この日、結成当時から混迷を続けていた軍事政権が解体された事が皇国国民に告げられた。これについては皇国民の反応は小さかった。首都内で権力闘争に明け暮れていただけの軍事政権は、国民からの印象が薄かったのだあろう。 しかし…