「打ち切り! 打ち切りってどういう事だ!」
ゲーディア皇国の歴史調査で第4惑星に来て早2か月が経とうとしていた頃、俺にこの依頼を持って来た元同僚から連絡があった。彼奴の連絡は俺が皇国に来た時に着いた事を知らせるためと、1ヶ月程経った頃に取材の進捗具合を聞くために連絡して来た時の2回くらいだったが、今回はゲーディア皇国の歴史調査が打ち切りになった事を伝える為だった。
「どうもこうも無い、上が打ち切りって言えば打ちきりなんだよ」
「クッ‥‥‥」
こう言われるとぐうの音も出ない。そもそも俺はジャーナリストかぶれのただのカメラマンだ。偶々偶然にも大物政治家の汚職の証拠を掴み、それをネタにした事で一大スクープ事件としてとり上がられ、俺は一躍時の人となった。
今思えばあの時が俺の人生の転落の切っ掛けだったのかもしれない。俺はジャーナリストになれたと高揚した。だが、それと同時にあの記事は偶々運が良かっただけの事だとも思っていた。偶々偶然運が良かったんだ己惚れるな現実を観ろと、心の声がそう囁くんだ。だが俺はその言葉に耳を貸さなかった。剰え、それを否定する様に俺はもっとすごい記事を、大物有名人のスキャンダルをとスクープを追い求めた。法律ギリギリ、いや、アウトな処まで突っ込んだ取材をした。その事で俺は職を失った。自業自得、因果応報ってやつだ。
昔の俺は若かったんだ。ここに来て、取材の合間にふと昔の事を思い出す度にそう思う様になっていた。だからだろうか、取材の打ち切りを聞いて驚かなかったというと嘘になるが、だが昔の俺なら腸が煮えくり返っていただろうが、今は怒りでは無く、只々残念な気持ちになっただけだった。まぁ、声は張り上たけどな。
「そう言う訳だ。そこに居てももう取材費は下りないから、金が無くなる前にトットと帰ってこ~い。分かったな」
それだけ言うと彼奴は通信を切った。彼奴の言う通りだ。もうここに居てもしょうがない。帰ればまた彼奴から何か仕事が来るかもしれない。昔は下に見ていた彼奴から仕事のお零れを貰うのは屈辱的だが、今の俺にはこうするしかないのだ。只々溜息が出るが俺はこの星を離れる支度をする事にした‥‥‥。
☆彡
翌日、俺が身支度をしているとハンさんが訪ねて来た。ハンさんは観光会社を通じて観光客や仕事ん来た人たちにガイドをする仕事をしている。彼奴からと言うか雑誌社から観光会社にガイドの依頼料が振り込まれ、観光会社はハンさんにガイドの依頼をする。
俺の場合2ヶ月契約で依頼され、つい最近もう1か月の延長と言う事で契約が決まったのだが、雑誌社が急に取材の打ち切りを決定してキャンセルして来たのだ。如何してこうなったのか俺が知る由もないが、俺としては歴史記事なんてあんまり金にならなさそうな事を、これ以上続ける事にメリットを感じなくなったため打ち切ったのだろう。丁度契約も切れるところだったし‥‥‥だったら延長契約なんか結ぶなよ! とも思う。
お陰でハンさんは一旦延長が決まったガイドを急にキャンセルされ、心配になって俺の様子を見に来たのだ。何て良い人だ。当然、俺はハンさんを受け入れて、今回の事の顛末を話す。
「そうだったんですか~」
ハンさんの何時もの様に語尾を伸ばす独特の喋り方も、もう聞けなくなると思うと何だか寂しい気持ちになる。そこで俺は帰る前にチョット観光して見たいので、何処かおススメは無いかとハンさんに聞いてみた。
「それでしたらミシャンドラなんてどうですか~?」
「ミシャンドラ? 首都の?」
「はい~、そこ以外にありませんからね~」
俺は少し困惑していた。ここ2か月の間、俺は幾つかの都市に行ったが、ミシャンドラには行っていないのである。と言うか、一度ハンさんに行ってみたいと言ったら断られたのだ。
「え、でもハンさん前に断ったじゃないですか?」
「あれは取材だったでしょ~、あそこには貴族様や代議士先生や軍人さんしかいませんから、オルパ~ソンさんの取材を受ける方は居ないと思いまして~。それにあそこでそんなことしていると親衛隊に睨まれる恐れもありますからね~」
「と言う事は、ハンさんは俺を守ってくれたんですね」
「イヤイヤそんなたいそうな事では無いですよ~。実際にそれ位の事で捕まる事なんてまずないです~。只~親衛隊の心証を悪くすると何かとやり難くなると思いまして~」
「成程、只の観光ならそうはならないと」
「そう言う事です~。あそこは貴族様が贅を凝らしたお屋敷が幾つもあって結構人気があるんですよ~」
「そうなんですか其れじゃあ‥‥‥ハンさん今日は仕事大丈夫なんですか?」
「長期依頼がキャンセルになったので今日は暇です~。明日には何かしらの仕事があると思いますがね~」
皮肉を言っているとは思えないが、なんだか心にぐさりと刺さるものを感じて只々謝罪の念しか湧いてこない。
「何か、すいません‥‥‥」
「へぇ? 何でオルパ~ソンさんが謝るんですか?」
「いえ、何でもありません」
☆彡
第73宇宙都市「ミシャンドラ」、言わずと知れたゲーディア皇国の首都である。
流石は皇帝がおわす貴族の都、他の宇宙都市とは一味違った。他の都市は近代的な高層ビルが立ち並ぶ過密都市だったが、ここはだだっ広い開放感がある場所である。幾つか点在する貴族様たちの屋敷は、広い敷地に森だの池だの川だの丘だのと趣向を凝らした庭があり、勿論、屋敷もその家その家独特のセンスによって建てられている。中世のお城を思わせる屋敷や、古代の神殿の様な屋敷、中にはピラミッドの様な「これは家ですか?」「遺跡ですか?」と疑問に思ってしまうものまである。とは言え、宇宙都市である以上、土地には限りがあるのでエレメストの大金持ちに比べれば狭いと言わざる負えないが、それでもなかなかどうして様々な屋敷が経ち並び、確かに見ているだけで楽しい気分になる。しかも、驚いた事に屋敷の門は開かれていて、敷地内に入れるのだ。当然屋敷に入ったり色々といけない場所はあるが、敷地に入り、その貴族の趣向を凝らした建物や庭を堪能する事が出来る。俺たちの他にもチラホラと観光客らしき人もいて、ハンさんの言ってた通り観光地にもなっている様だ。ただ、ミシャンドラ・シティで観光が出来るのは地表層部だけで、地下部は観光できない。まぁ、地下は政治や軍事関係の建物と、政治家、官僚、軍人とその家族の居住区があるだけなので、観光には向かないと思う。
観光と言えば、ここに入るのに入場料を取られた。しかも500ルヴァー(5万円)って、ちょっと高くねぇか?
「如何ですか~?」
「いや~、何と言うか面白いですね。何処かのアトラクションか何かに迷い込んだみたいです。只、だだっ広いですけどね」
そう言いつつ俺はミシャンドラ地表層部をクルリと一回り見渡す。貴族の屋敷がポツンぽつんと点在し、その他は自然あふれる風景があるだけで、ここが本当に砂と岩だけの第4惑星である事を忘れさせる光景である。
「まぁ~、そうですね~。ミシャンドラの地表層は皇族と72の大貴族と、その親族の子爵様の屋敷だけしかございません。宇宙都市の一番広い場所に一握りの方だけで使用されればそれは広々としています~」
「ですね。しかも領主貴族は殆どが都市で生活してるんでしょ。此処の屋敷は殆ど使われてないと言う事ですよね」
「はい~。領主貴族様のお住まいがあるのは各都市の中央タワービルです。ここは別荘として休暇の時なんかに来られて静養されたり、他の貴族の方を招いてのパーティーが行われるとか‥‥‥そんなところでしょうか、親族の子爵様方も本宅は此方にあるんですが、基本は都市で生活している方が殆どです~」
「なんだかもったいない話ですね」
「確かに、ただ貴族様のご家族の方が此方に住んでおられる方もいますし、お屋敷を管理するために多くの使用人が生活し居ります。彼らの家は各貴族のお屋敷の敷地内にありますからね」
「成程、まったく他の人が住んでいないと言う訳では無いのですね」
「流石にそれは、これだけ土地が広ければそれを管理するのにもかなりのコストがかかりますから~。管理の者が一々他の都市から来ていては効率が悪いですからね~」
「それもそうですね、せっかく土地があるんだからここに暮らせばいいですよね」
「しかも彼らの家も各貴族様の屋敷のコンセプトに合わせた外観をしてます~」
「確かに屋敷の外観を損なうような建物は無いですね」
俺は目の前にある屋敷の周囲を見てみると、屋敷の他に小さな家が幾つか集まっている場所があり、そこは大体屋敷の一部に見える程マッチした外観をしている。
「これで私がここを進めた理由がお分かりいただけたと思います~」
「ええ、思わぬ観光地でした」
ハンさんのガイドで一通りミシャンドラを観光した後、俺は滞在中に居た「バルア・シティ」のホテルには戻らず、彼の住んでいる「レラジエ・シティ」に行く事となる。そこでハンさん一家が送別会をしてくれるそうだ。そこまでしなくともと思ったが、折角のお誘いなのでごちそうになる事にした。
ハンさんの住まいはレジエラ・シティの地下第3層部にあるアパートに奥さんと一人娘のチャ・ハンと住んでいる。奥さんは料理に上手な方で、出された料理はどれも美味しかった。そして酒も入って事で、俺はついつい今回の取材の打ち切りに対して愚痴をこぼしてしまったのだ。
「ええ、そうなんですか?」
「ええ‥‥‥ヒック、そうなんですよ奥さん。酷いと思いません。ヒク」
「そうなんですか途中で打ち切られたんですか‥‥‥」
「あーあ、また俺は無職の飲んだくれに戻るんですか~。ヒック」
「その取材は諦めるんですか?」
「しょ~が無いですよ~奥さん。だって取材費が出ないんですから、諦めたくなくても先行く物が無くてはねぇ~。ヒック」
「でしたらここに住んじゃえば良いんじゃないですか、ここで働いてお金稼いで休日に取材したりして最後までやればいいんですよ」
「おお、確かにそれは良い考えだねぇ! オルパ~ソンさん、そうしてください」
「え、此処に? ヒック、そうですね良いかもしれませんね~。どーせ帰っても俺には何も無いんだから‥‥‥グー‥‥‥Zzz」
俺はついつい飲み過ぎてしまってそのままハンさんに家で眠ってしまた。翌日起きた時は、何故自分がハンさんの家で寝ているのか分からず正直焦った。ハンさんの奥さんから昨日の事を聞いて驚いた。そして更に驚いたのが、その時確かにここに住みたいと言ったので、「今から役所で住民登録をしましょう」と奥さんに言われた時だ。
「いやいやいや、あれは酔っぱらった勢いで出た言葉でして‥‥‥。俺はここに住む気は‥‥‥」
一応、俺は断ったが、ハンさんの奥さんが何故かグイグイと圧を掛けて来るし、それに俺も昨日は飲み過ぎて二日酔いで気分が悪かった事もあり、それ以上断る事も出来ずに役所に行く破目になってしまった。
「それではここにサインをお願いします」
「えーあー、ハイ‥‥‥」
役所に着くと、俺は受付の女性に言われるがままに、目の前の端末の書き込み欄に電子ペンでサインする。ただ、受付の女性が気になってしょうがない。彼女は整った顔に金髪碧眼の美女で、更に巨乳であり、ブラウスの胸元もボタンふたつほど外していて、本当に役所の職員かと思うほどである。そっち系の人ではないかと疑ってしまう格好で、笑顔で親切に対応してくれる事も相まって、やっぱりそっち系の人の様な目で見てしまう。ただ、化粧は派手派手しいものではなく最低限にとどめていて、そこは好印象を受けた。とは言え、非常に視線のやり場に困る。
「はい分かりました、ブレイズ・オルパーソンさんですね。それでは居住区についてですが、何かご要望は?」
俺は唐突に先に進んだので驚いた。身分証明の提出とか何も言われなかったのだ。役所に来て居住希望を言ったら、卓上の端末に名前と生年月日、今まで住んでいた住所などを書き込む様に言われただけである。
「ええ!? あの、身分証明の提出とかは‥‥‥」
「結構です。ここに来る方には身分の証明が出来るモノを持参していない方も‥‥‥密入国者の様な方もいらっしゃりますので、提出しなくても良いのです。ですか‥‥‥見せたいのであれば見ますが」
「あゝイヤ、別にいいです。えっ!? 密入国者? 密入国者も受け入れるんですか?
「居住希望者の権利を認めるのは国として同然の処置だと思いますが‥‥‥」
「けど、もし犯罪者だったら? 偽名だったりしたらどうするんですか?」
「別に構いません。これからはその名前で人生を送りたいと言うのであれば、偽名でもいいんですし、要は偽名が本名になるわけです。それに、その方は皇国で犯罪を犯した訳ではありません。過去に犯罪を犯した事があるからと言う理由で居住を認めないのは可笑しいと‥‥‥」
「はぁ!? 犯罪ですよ犯罪! いや駄目でしょ、貴女も隣に犯罪者が引っ越して来たら嫌でしょ」
「まぁ、そうですけど‥‥‥自分から私犯罪者ですという人はいないかと‥‥‥」
受付の女性は少し困ったような表情で応える。
「まぁ、そうですね‥‥‥」
受付の女性の困った顔を見てこれ以上言えなくなったと共に、本当にここは独裁者の支配する国か? こんな緩すぎて本当に大丈夫なのか? と思った瞬間、俺の脳裏にあの法が浮かぶ。「人権剥奪法」だ。人権を奪うという所に目が行きがちだが、サロス帝の狙いはむしろ防犯システムにあるのだ。この国の防犯システムは今の処完璧と言っていいもので、犯罪を犯そうものなら速逮捕になってしまう。野外なら何処で犯罪を犯そうとも犯行現場は必ず防犯カメラに記録されるし、その後は街を徘徊する警察犬に何処までもストーキングされる。かと言って、屋内で犯行を犯しても、一歩外に出ればカメラに映るため犯行現場から身動きが取れなくなるのだ。如何足掻いたとしても犯罪者は逮捕される。だからこの国は誰であろうとウエルカムなのだろう。
「如何かなされましたか?」
考え込んでいた俺に、突然耳元で美人巨乳受付の囁き声が聞こえ、ドキッとしてして顔を向ける。すると目の前に彼女の美しい顔が迫っていた。
———近い近い💦 嬉しいけど‥‥‥。
俺は驚いて思わず身体を仰け反らせて顔を彼女から離す。受付の女性は座っていた椅子から立ち上がり、両手を机について前傾姿勢になっている。驚いて顔を離した拍子に視界に彼女の全体像が入って来て、ブラウスのはだけた所から見える豊満な胸の谷間に釘付けになる。
「ア!? イヤ、あの、その‥‥‥」
俺は胸を凝視した事に罪悪を感じて視線を逸らす。しかし胸元へと戻ろうとする欲望に忠実な視線を抑えるのに必死だ。絶対彼女は誘っている。その罠にかかるまいとして目が泳ぐ。恥ずかしさから顔が熱を帯び、嬉しさから息子がグットモーニングして来る。そんな慌てふためく俺の姿を見て、受付の女性は面白がる様にクスクスと笑い声を挙げる。
「お、おい、揶揄わないでくれ!」
「ごめんなさい。もしかして女性経験無いんですか?」
「馬鹿にすんな! 彼女ぐらいいるわ! 別れたけど‥‥‥」
俺は受付の女性の言葉にぶっきら棒に答えたが、別れたの部分だけ小声になる。
「じゃあ、恋人募集中って事? あたし立候補しちゃおうかなぁ~」
「え、嘘!」
思わず嬉しさが込み上げてしまい彼女の方を見たら、頬杖を付いてこちらを見ている女性の顔が悪戯っぽく笑っていた。
———クッ、言い様に揶揄われている‥‥‥。
俺は魔性の受付女性に翻弄され、逸早くここから出たいと思った。此処はもう役所と言う名のキャバクラに見える。
「それじゃあオルパーソンさん、クイズに応えられたら付き合ってあげますよ」
「えっ!?、ク、クイズ? イヤ、俺はそう言う事で来たわけじゃあ‥‥‥」
「問題、犯罪者になるためにはたったひとつだけ守らなければならない事があります。何だと思います?」
俺の言葉なんぞ無視して受付の彼女はクイズを出題する。
もう、こうなったらどうにでもなれだ!
「ひ、ひとつだけ守らなきゃいけない事?」
一応考えては見たモノの、美人に笑顔を向けられ、更にその彼女の開けた胸元が常に俺の視界をチラつく中、欲情が爆発しそうでクイズ処ではなくなってしまい、クイズの答えでは無く、封印した元カノの事ばかり頭に浮かぶ。
———クッソ~、彼女が欲しい‥‥‥。なんで俺彼奴と別れちまったんだ。
今頃になって彼女と別れたことを後悔する。
「ハ~イ時間切れ~」
「やっぱり犯罪をやっていいこと自体可笑しくないですか?」
「そうね。でも、総帥閣下はこう言ったのよ。『警察に捕まらない事、それを守られない者は犯罪者になる資格がない』だって」
「あゝそうなんですか‥‥‥( ̄∇ ̄;)ハッハッハ(何考えてんだあの独裁者は!)」
「残念ね、お姉さんと付き合えなくて」
受付の女性は悪戯っぽく笑いながら椅子に腰かける。お姉さんって、絶対俺より年下だろ? と思ったが、今のやり取りを思い返してみると、誰が如何見ても美人のお姉さんに揶揄われている思春期の少年の様に見える。
———クッソ! 俺ってこんなに女性経験ないのか? ま、まぁ、彼奴が初めての彼女だったし、取材取材で殆どあって無かったし、クビになったらなったで酒浸りの俺の事を気遣ってくれていたのに、俺がバカだったせいでそれに甘えて愛想付かされたんだ。
———うう、俺って‥‥‥。
「あの~、個人サービスはこれ位にして先に進んでもいいでしょうか? オルパーソンさん」
急に美人受付が業務的な言葉になったので俺は驚いた。
———切り替え早! ってか個人サービス!?
「こ、個人サービスって‥‥‥」
「だって女性経験無さそうだったので、つい揶揄っちゃいました。すいません。それに私、結婚して子供もいるんで」
「ええ!?」
受付の女性は人妻だった。若く見えたが、もしかして俺より年上かもしれないと思うと女性は怖いと思た。只々そう思った。
———ああ、エレメストに帰りたい‥‥‥。
俺は望郷の念を抱きつつ、以降、遠くを見るような眼で受付の女性の話を聞くのだった‥‥‥。