怠惰に創作

細々と小説の様なものを創作しています。設定など思い付いたように変更しますので、ご容赦ください。

「とある記者の取材録」人物紹介2

【人物紹介】

「ディック・クエス

・宇宙暦162年生まれ。

・身長176cm、体重83kg

・黒髪、黒瞳、欧州風の顔立ち。

☆元新聞記者で、現在は雑誌社の社長兼編集長。

御上の言いなりの新聞社を辞め、幼馴染の女性と共に自分の雑誌社を立ち上げる。幼馴染の提案で始めたオカルトマガジンアプリが好評になり、一定の収益を上げている。だが、本人は政治や経済の記事を書きたい様である。

因みに女好きで、幼馴染の女性を手始めに気に入った女性にプロポーズしまくっているが、現在の処8連敗中である。

 

「リコ・ヘイド」

・宇宙暦166年生まれ。

・身長175cm、体重60kg

・黒髪、黒眼、欧州風の顔立ち。

☆元新聞社のカメラマンで、ディック・クエスの後輩。現在はクエスの雑誌社でカメラマンとして働いている。

エスが新聞社を辞めて雑誌社を立ち上げた際、彼のために態々新聞社を辞めてまで彼の雑誌社に入社する先輩思いな後輩だが、クエスに振り回される日々を送っている苦労人でもある。

・名前の元ネタは「ヘリコイド」

 

「ロメオ・エフェリタ」

・宇宙暦148年生まれ。

・身長179cm、体重71kg

・銀髪、黒眼、欧州風の顔立ち。

☆ゲーディア皇国第14宇宙都市「レラジエ」シティにあるシュガークラブ「R&J」の店主で、チー・ハンの高等部時代からの親友。

・名前の元ネタは、葉巻の銘柄「ロメロ・y・フリエタ」

 

 「オリバー・スト―」

・宇宙暦125年生まれ。

・身長180cm、体重79kg

・白髪、黒眼、欧州風の顔立ち。

☆ゲーディア皇国地上軍・北部方面軍機甲第17旅団長。最終階級准将。

大佐時代に北部方面軍機甲第1旅団所属の装甲第1連隊を率いて「7月事件」に参加。第1旅団と共に首都攻略作戦にあたっていて、当時の事をブレイズに語る。

クーデター後は、准将に昇進して新設された機甲第17旅団長に就任し、190年に退役し、長男夫婦と孫たちに囲まれて老後を満喫している。

・名前の元ネタは、大佐のドイツ語読みの「オーバースト」

 

【歴史上の人物】

「パウリナ・ソロモス」宇宙暦140~190

ウルギア・ソロモスの長女で2代目皇帝(女帝)。

平和を愛し、争いの無い世界を目指して「パウリナ条約」という軍縮条約をエレメスト統一連合政府と結んで軍縮を推し進めるも、軍部の猛反論を受け、さらに一部の貴族達からは、女性と言う事で皇帝としての素質に疑問視されている。

しかし彼女自身は皇帝としての責務を果たすべく国民に寄り添った政治を目指し、身分の低い者にも分け隔てなく接したため国民からの人気は高い。その事もあり、平民出のディーノ・ロプロッズと結婚し、娘のノウァを授かり家庭内での幸せを得るが、その父で下院(民衆)議員のサウル・ロプロッズの野心を手助けする結果にもなる。

その後は宰相となったサウルの強権を抑えられず、軍事クーデターである「7月事件」を招く事となる。そして、サウル以下逃げ出す者が居る中、皇帝としての責任を取るため留まり、帝位を兄であるサロスに譲って自身は離宮で幽閉生活を送る事となる。

 

「ディーノ・ロプロッズ」宇宙暦137~195

2代目皇帝(女帝)パウリナの夫で、4代目皇帝(女帝)ノウァの父親。ベリト伯爵。

父親で下院議員のサウルの私設秘書をしている。母親は子供の時に亡くしている。

下院議員ある父親と参加したパーティーで、偶々パウリナと出会い恋に落ちる。その後は政治家としての野心に燃える父親サウルの猛プッシュでパウリナと結婚し、父親共々準貴族である男爵の称号を得て上院(貴族)議員なる。さらに娘のノウァが生まれると父子で子爵に爵位が上がり、「ベリト事件」で失脚したベリト伯の後釜となって、ベリト伯爵となった。

誠実で好感の持てる人物で、父親とは似ても似つかない性格。そのため屡々サウルと意見がぶつかり合う。妻が皇帝となってその宰相にサウルが付くと、徐々に暴走する父親を度々諫めるが効果が無く、最終的に軍事クーデターを招く事にまでなってしまう。

7月事件の際は、パウリナに懇願されて娘を守るためアフラに亡命する。

名前の元ネタは、ネオプラトニズム創始者プロティノス

 

「サウル・ロプロッズ」宇宙暦105~177

ディーノの父親。ゲーディア皇国宰相。

元々は下院議員で、ディーノが皇女パウリナと恋仲になった事で、政治的な野心に火が付き猛プッシュして結婚まで漕ぎ着ける。そして準貴族である男爵の爵位を得て上院議員となる。その後、孫娘であるノウァが生まれると父子と揃って子爵に爵位が上がり、正式に貴族として立場を得る。

パウリナが皇帝になると、夫の父親(外戚)という立場を利用して宰相の地位に付き、皇国での政治の実権を握るまでになる。しかし、元平民である事で同じ上院議員である貴族からは、妬みややっかみの感情が向けられる事になる。そのことが切っ掛けとなり宮廷に居ながら貴族を信用せず、平民出身者で組織された「宮廷警察」を組織し、自身に反対する貴族を監視する様になる。その最中で起きた「ベリト事件」は、一説には宮廷警察による陰謀論も出ている。

自身とパウリナを守るため強権的に政治を進めるサウルに、息子のディーノやパウリナ帝までもが諫めるが聞き入れず、遂には「パウリナ条約」に反対する軍部と対立し、そのリーダーたるラード・ゲネル大将を暗殺(したとされるが証拠は無い)。軍部によるクーデター「7月事件」を招く事になる。不利な状況に陥ったサウルは、一部の宮廷警察幹部と共に逃亡するも、1ヶ月後にエレメストへ亡命しようとしていた所を皇国宇宙軍に逮捕され、国家反逆罪で処刑される。

名前の「サウル」はヘブライ語の男性名。 

 

「ラード・ゲネル」宇宙暦115~177

ゲーディア皇国地上軍の将軍。階級・大将 

皇国地上軍北部方面軍司令長官で、パウリナ条約に反対する軍部急進(反条約)派のリーダー的存在であったが、宇宙暦177年5月27日に何者かによって暗殺される「ゲネル暗殺事件」。

以前から北部方面軍でクーデターを起こす計画を進めていたが、暗殺された事で彼の敵討ちと北部方面軍将兵が勢い付いて「7月事件」の成功の原動力となる。

名前の元ネタは、大将のドイツ語読み「ゲネーラール」

 

「ガディ・ブァリー」宇宙暦123~(※)

ゲーディア皇国地上軍の将軍。階級・准将(登場時)⇒少将(最終階級)

「7月事件」に参加し、首都攻略部隊の主力である北部方面軍第1旅団を指揮する。

名前の元ネタは、准将の英語読み「ブリガディア・ジェネラル」 

 

「ジャン・ダイ」宇宙暦~115~(※)

ゲーディア皇国地上軍の将軍。階級・大将(登場時)

皇国地上軍東部方面軍司令長官であり、北部方面軍司令長官ゲネルとは同期で親友の間柄。そのため彼が暗殺された後は、宮廷警察の監視対象者となる。 自身もその事を自覚して自制し、その後のクーデターにも参加せずに沈黙を守る。

クーデター時は、宰相が自分たち軍部を信用していない事を逆手にとって、宰相側からの「何時でも出撃できるよう第一種戦闘配備のまま待機」という命令を、「如何せ出撃命令は来ないだろうから何もする必要はない。軍を集結させて待機させるにも燃費や労力が掛かるのだからな」と言って無視して何もしなかった。そのため「燃費将軍」や「節約将軍」と渾名される事になる。

クーデター後は、北部方面軍に協力はしなかったものの、上記の事もあって軍事政権の閣僚として招かれるも断り、3年後に定年を理由に退役する。

名前の元ネタは、大将の中国語読み「ダイジャン」

 

(※)歴史上の人物枠に入っているが、本編(宇宙暦197年8月26日)時点では存命中。